Psonic-1

測定原理

A, B 2つのトランスデューサ間で交互に送・受信する超音波の伝搬時間の差から流量を得ることができます。

●原理式
Tab ：トランスデューサAからBまでの伝搬時間（s）
Tba ：トランスデューサBからAまでの伝搬時間（s）
　 L ：超音波の伝搬距離（m）
　 C ：計測気体中の音速（m/s）
　V ：計測気体の流速（m/s）
　φ：超音波の進路と管路中心軸との角度
　とすると、気体が流れているときは
　　　　
　　　　　L
Tab＝̶̶̶̶̶ ………（1）
　　　C＋Vcosφ
　　　　
　　　　　L
Tba＝̶̶̶̶̶ ………（2）
　　　C－Vcosφ

（1）、（2）より
　　　L 　　　1 　　　1
V＝̶̶̶（̶̶̶－̶̶̶）………（3）
　　2cosφ　Tab 　　Tba
●測定原理
ここで流量計の管路断面積をA（m2）とすれば流量Q（m3/h）は
　流量：Q＝KVA×3600………（4）（K：係数）
すなわち、超音波伝搬時間の逆数の差から流速が求まり〔式（3）〕、結果として流量が得られることになります〔式（4）〕。

主な特長

圧力損失が極めて小さいエコロジータイプ

●省エネ計測、低圧力ラインのガス計測に最適

流量測定範囲が極めて広い

流速分解能1mm/sと高感度形であるため、特に
●流量変動の激しいプロセス
●口径に比して流量の少ないプロセス
で威力を発揮

正・逆計測可能

●正・逆計測が可能のため、あらゆる設備に柔軟に適用可能

高精度

●シングルリフレクション方式の採用により、旋回流の影響を受けにくく、分解能の高い高精度形

スマートタイプ

●通信機能（RS-485）により、遠隔から流量レンジや各種パラメータの設定、変更が容易
●自己診断機能も有し、使いやすく、メンテナンス性に優れる

省スペース・防爆設計

●変換器と流量計一体形の省スペース設計となっており、防爆形なので、危険場所での使用も可能

適用流体