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TECHINFO
測定状態の体積流量(アクチュアル流量)を標準状態(0℃、101.325kPa・abs)における体積流量(ノルマル流量)として求める必要があるときは下式によって補正します。
QN = Q ✕ 273.15 T + 273.15 ✕ P + 0.101325 0.101325 ✕ Zo Z ………(1)
ここに、
QN :標準状態における体積流量 :m3/h(normal)
Q :測定状態における体積流量 :m3/h
T :測定状態における温度 :℃
P :測定状態における圧力 :MPa・(gauge)
Zo :標準状態における圧縮係数
Z :測定状態における圧縮係数
※:特に影響のない場合は「Zo/Z=1」とします。
固定換算とは気体の流量を経済的に測定するために温度計、圧力計、補正器を用いずに温度、圧力、圧縮係数を一定値として扱う補正方法です。
(1)式において下記の部分を固定値(固定換算係数)として標準状態に換算します。
固定換算係数 = 273.15 T + 273.15 ✕ P + 0.101325 0.101325 ✕ Zo Z
<注記>
測定状態の体積流量を固定換算で標準状態の体積流量に換算する場合、実際の温度、圧力、圧縮係数が固定換算に用いた値と異なると、換算係数の誤差分が換算誤差として生じます。
換算誤差を補正する場合は次のようになります。
QN' = QN ✕ 実際の温度、圧力、圧縮係数における換算係数 固定換算に用いた温度、圧力、圧縮係数における換算係数
ここに、
QN’ :換算誤差を補正後の標準流量 :m³/h(normal)
QN :換算誤差を補正前の標準流量 :m³/h(normal)