流量計とシステムソリューションのオーバル

SUSTAINABILITY

IV. 環境配慮の取り組み状況

環境配慮の取り組み

オーバルの事業拠点は本社、横浜事業所及び各営業所があり全国各地に点在していますが、全所にて地球温暖化防止を目的に、エネルギーを含む資源の有効使用を推進しています。
全社にて電力やガス、社用車の燃費管理を行なうと共に、生産拠点でもある横浜事業所では、当社が使用する大半の資源を使用する拠点でもある為、より環境負荷の少ない事業活動を目指すべく、省エネ活動や有害化学物質の削減、排出物分別による再資源化推進等の取り組みを実施しています。

1.事業活動に於ける資源の投入状況

エネルギーの使用とCO2排出量について

地球温暖化防止を目的に、温室効果ガス削減のため省エネルギー活動を展開しております。通年でのクールビズ・ウォームビズをはじめ、オフィスの照明、OA機器の待機電力の削減、生産設備の効率的運用を実施し、二酸化炭素の削減に努めています。
尚、全エネルギーの約九割を使用している横浜事業所では、夏冬の冷暖房時期の電力使用量平準化を目的に、冷房については電力・深夜電力を利用したエコアイスを使用し、暖房については上記に加え、天然ガスを燃料とした温水ボイラーを使用する事で、二酸化炭素の排出量は1997年を基準年とした場合、約20%(横浜事業所)削減しました。
又、今後の課題は、使用エネルギーの大半を占める電力の有効利用をより推進する事にあります。

温水ボイラー

温水ボイラー

社用車のCO2排出量管理

ガソリンを使用する営業車やサービスカーのCO2排出量管理を実施しています。燃料使用量は事業活動に伴い変動する為、単純に量削減は出来ませんが、移動用に使用する社用車をハイブリット車へ移行しCO2排出量の削減を行っています。今後、電気自動車の導入も視野に入れております。

ハイブリット車

ハイブリット車

水の再利用

オーバルは地下水や工業用水等は使用しておらず、事業活動用も水道水を利用しています。一部の施設では、屋上へ雨水・中水槽を設置し、雨水を貯めて再利用する事で、節水努力を継続しております。

雨水・中水槽

雨水・中水槽

2. 化学物質への対応

ジクロロメタンの全廃について

精密機械部品の脱脂を目的として、ジクロロメタンを使用してきましたが、人体に有害な化学物質でもあり、大気汚染の防止を目的として、アルカリ洗浄液に代替することで、2007年06月に全面廃止しています。

PRTR 法対象物質への対応について

PRTR 法対象物質の多くは塗装工程の. 塗料として使用され、トルエン、キシレン、ベンゼンで全体の約70%を占めています。
また、当社製品である各種流量計の検査工程に於ける低粘度試験液として、ガソリンを使用しており、そのガソリンにベンゼンが含有しています。
現在、これ等該当物資を削減すべく代替品への切り替えを順次進めております。

3. 排出物の総排出量と再資源化率の推移(横浜事業所)

資源の有効利用の一環として、排出物の分別を推進して再資源化を徹底する事で排出物削減に取り組んでいます。
特に、事業活動に大きく関わる金属類・紙類・廃油類の一部を有価物化する事で2006 年度以降は生産残渣の増減に関わり無く排出物排出量を管理出来る様になりました。

排出物の内訳は、木屑、廃油、廃プラ、一般ごみが有りますが、木屑や廃プラはボイラ燃料に、一般ごみに含まれる社員食堂から排出される食品残渣は肥料化する等の有効活用を行なっており、全排出物の内90%以上の排出物は有価物化や再資源化されている事から、排出物の削減努力は行なわれていると判断しています。尚、弊社が不要であっても再利用、再資源化が可能な物資も多い事から「廃棄物ではなく排出物」としています。

排出量(資源化含む)

排出量(資源化含む)

資源量(有価物化含む)

資源量(有価物化含む)

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