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キャビテーション防止の為の下流側圧力計算

一般的に、流量計で液体流量を計測する場合、使用条件によってはキャビテーションが発生し、正確な計測ができない場合があります。

以下に、代表的な流量計のキャビテーションを防止するためのライン圧力の計算式を表わします。
尚、係数が異なるのは、流量計の構造の違いによる計測への影響度を考慮しているためです。

Pd :流量計下流側圧力(MPa 絶対圧)
△P :流量計の圧力損失(MPa)
Pv :計測時の温度における液体の蒸気圧(MPa 絶対圧)

とすると

  1. 1.コリオリ流量計の場合
    Pd ≧ 3ΔP+1.3Pv
  2. 2.デルタ形渦流量計の場合
    Pd ≧ 2.6ΔP+1.25Pv
  3. 3.タービン流量計の場合
    Pd ≧ 2ΔP+1.25Pv

となります。

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