流量計とシステムソリューションのオーバル

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検定システム

高精度流量計校正装置について

流量計は、本来の精度を保ちながら使用され続けることが重要です。
オーバルは工業用流量計、石油類、石化製品、化学製品、天然ガスなどの取引流量計を取り扱ってきたことで蓄積された校正技術に基づいて、流量計校正設備の設計、製作、工事を行います。
これまでに、産業技術総合研究所の検定設備、石油精製会社の出荷設備の検定設備、海外校正標準設備など多方面に採用されています。

  • システム製品
特長

液体用検定システム(パイププルーバ)

校正と試験方法

パイププルーバは、内径が均一な円管と、この円管内内壁に対して所定の緊度をもった弾性球(スフェア)と、2つのディテクタから構成されています。この2つのディテクタ間の円管内容積を基準体積としていて、この値は基準器検査によって決定されています。
試験方法は、被試験流量計から発信されるパルスをパルスカウンタが積算するという構成で、このパルス積算のスタート、ストップ信号としてディテクタスイッチ信号を使います。これにより求められた流量積算値と基準体積を比較し、器差を算出します。

特長
1. 大形、小形流量試験設備の基準器として最適です。
2. 試験に当って観測誤差を無くすことができます。
3. 観測時間を非常に短縮することができます。
4. 試験作業の安全性が確保できます。
5. オンライン試験用基準器として最適です。
6. いずれの方式よりも高精度な試験ができます。
7. 試験のスタート、ストップ時の誤差が入りません。
8. LPG などクローズドループを要する試験装置の基準器として最適です。
9. 測定流体の性状により基準器の精度変化を生じません。
10. 自動化が容易に可能です。

気体用検定システム

基準流量計方式

基準流量計方式は、サーボ気体流量計、超音波流量計、タービン式流量計などを基準流量計として使用する検定設備です。

SVメータ(臨界ノズル)方式

SVメータは、気体の流れの音速域(臨界流)の性質を利用した、高い精度と再現性を持つ流量発生器です。世界各国の国家流量標準に採用されており、
再現性では他に比類する流量計はありません。正確には、流量計ではなく流量発生器になるので、流量制御システムは不要となり、校正標準に最適です。
定期的校正が必須な一般流量計を使用した基準流量計方式と比べ、可動部が無いSVメータは信頼性に加え、ランニングコストの点でも有利です。

オーバルは、世界の国家流量標準機=SVメータ(臨界ノズル)のスペシャリスト

1. 世界の流量標準・SVメータを最新のISO準拠の構成付で安価に供給。
2. 「SVメータ単体⇒センサ付きISO準拠の筐体⇒流体演算装置」を三位一体製作。
3.SVメータ対応設備の製作技術と、JCSS取得設備による校正保障能力の両有が自慢です。

こんなお客様に推奨します。

1. 高精度に計測したいのに気体流量の計測結果が流量計ごとに異なる!一体どれが本当なの?
2.「気体流量計+流量コントロールシステム」を現在も使っているが、ふらつきを無くしたい!
3.製品の合否判定を流量値で行うため、1点計測でもいいから再現性を重視したい!
4.社外のお客様に対して、自社の測定結果に計量トレーサビリティ証明を添付したい。
臨界ノズルの原理と使用方法

国家標準設備

流量計などの測定器は、標準器(実用標準器)を使用して正しい値に校正します。
その標準器もより正確な標準器(特定二次標準器)によって校正されます。
このように正確な標準器をもとめていくと、最後は国家標準(特定標準器)に辿り着きます。
オーバルは、実用標準器や特定二次標準器を使用した校正設備はもとより、国内外の国家標準である校正設備の設計施工まで手がけています。

※産業技術総合研究所提供

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